社長メッセージ
カンセイグループ株式会社は、アジア進出をするための中小企業のコンサルティング会社です。
アジアビジネスは大きなチャンスがありますが、同時に様々なリスクも抱えています。自社の強みや市場を分析し、どこに成長機会やビジネスリスクがあるのか予見することができれば成功の角度も高くなります。
多くの中小企業が素晴らしい技術や製品、サービスを持ちながらもグローバル人材がいない、アジアに拠点を作るノウハウが無い、現地に信頼できるアジアビジネスのパートナーがいない、というようなリソースの問題を抱えています。更にアジアに拠点を作ったとしても組織作りに失敗し解散の危機に陥るケースもあります。
カンセイグループは、アジアビジネスの事業戦略を強化し成長を続けたいというの皆様の中長期パートナーとなり、アジア進出支援を通じて経営課題の解決や企業価値の向上に取り組んで参ります。
今後とも、皆様のより一層のご支援とご鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
カンセイグループ株式会社
代表取締役
藤崎 昇
社長プロフィール
「どうしてあの会社を辞めたのですか?Vice Presidentの役職だったのにもったいないですね。」
皆さんからよく尋ねられる質問です。私は、20代前半は世界を知りたくて海外で勉強などをしていたのですが、20代後半にIT企業に就職しました。今のようにクラウドやIoTなどというものはなく1990年の前半はやっとWindows 3.1が発売された時でした。海外畑の部門を強く希望していましたが、幸いにも入社して間もなく海外部門に配属となりました。
定年の無い生涯現役を目指していましたので、経験を積んだ後にタイミングを見て起業しようと考えていました。ところがやればやるほど伸びるアジアビジネスに、はまってしまったのです。しかし、やればやるほど問題が多いのです。ほぼゼロの基盤から全力投入で開拓しました。寝ても覚めてもアジアビジネスを考えるようになりました。5年か10年で独立しようと思っていたのが、気が付いてみれば25年の月日が流れていました。
独立しても直ぐに基盤はできない、10年かかるかも知れないと予測していました。基盤を作るには体力も必要ですから、会社に残ることができる年齢は自分でも見えていました。役職がどうであれその年齢になったら辞めるという自分のタイムスケジュールがありましたので、会社を辞めることに全く未練はありませんでした。ただただ私を採用して下さりアジア進出の事業をずっと任せて下さった会社に感謝の気持ちで一杯です。
「25年間、どんなアジアビジネスを経験したのですか?」
これも皆さんからよく尋ねられる質問です。前述の通り1990年前半にIT企業に就職し1年目からアジア太平洋地域を担当しました。当時は日本や欧米のほうが圧倒的に売上が大きく社内でもアジア地域は関心の外でした。しかし10年続けてみると、売上も拡大し将来期待されるアジアビジネスとして注目されるようになりました。会社の中で25年ずっと同じミッション(アジアビジネスの拡大)を任せて頂いたことは、大きな財産となりました。人脈もそうなのですが、多くの失敗をしたことが何よりも大きな財産となったのです。
アジア太平洋地域の売上は25年で100倍に成長しました。この間、アジア通貨危機やリーマンショックも経験しましたが、会社一丸となって危機を乗り越え事業を拡大することができました。アジアの拠点作りは中国に現地法人を設立するところから始まり、韓国、オーストラリア、シンガポール、台湾、インドに現地法人を設立しました。私自身も現地法人の社長として韓国に4年、シンガポールに6年駐在しました。東京にもオフィスがありアジア太平洋地域の統括責任者として各国を飛び回り、出張回数は通算で400回以上になります。
アジアにおける文化、経済、人種、言語、慣習などの多様性は、欧米以上に幅があると感じています。各国の個性豊かなメンバーを束ね一つのアジア太平洋地域として統括する職務は、非常にやりがいのあるものでした。現地法人を設立すること以上に、組織を作り人材を育成することの大切さを身をもって体験しました。また、在職中にIPO(株式公開)を経験し内部統制プロジェクトにも参画することでガバナンスの重要性を学びました。
振り返ってみれば多くの失敗が本当に自分を成長させてくれました。アジアビジネスは決して順風満帆ではありませんでした。多くの失敗や困難に突き当たりながらアジア進出のノウハウを体得することができました。そして各国で知り合ったビジネスパーソンとの付き合いも10年、20年ともなれば大きな信頼関係を築くことができます。アジア進出を検討している日本企業で、現地に信頼できるビジネスパートナーがいないというのは大きな課題の一つです。
このような経緯からアジアにはまり大好きになってしまった自分が、アジアビジネスの経験を活かしてコンサルティングの会社を立ち上げたのは自然の成り行きでした。ハイリスクハイリターンではなくローリスクに抑えながらリターンを最大限にすることができればどれ程素晴らしいでしょうか?アジア進出支援を通して中小企業の皆様のお力になれれば本当に嬉しい限りです。どうぞ宜しくお願い致します。
会社概要
- 会社名
- カンセイグループ株式会社(KANSEI GROUP CO., LTD.)
- 所在地
- 〒104-0061 東京都中央区銀座7丁目15番8号タウンハイツ銀座406
- Tel
- 03-6403-5723
- 代表取締役
- 藤崎 昇
- 創立
- 2017年8月1日
- 資本金
- 1,000万円
社名の由来
カンセイグループの‘カンセイ’は「感性」を高め「完成」(実現)するという意味です。
感性は心の感性として芸術性や発想力、体の感性として知能や運動があります。感性を磨くことで商品やサービスのアイデア、戦略の質が高まります。その土台の上にヒト、モノ、カネ、ジョウホウを活用し青写真に描いたものを完成(実現)させます。
物事を成すには一人では限界があります。グループ内でビジョンや価値観を共有することは勿論のこと、それぞれの分野のプロフェッショナルと連携しながら目標や計画を達成して参ります。
企業理念
カンセイグループは、’一人でも多くの人に多くの幸福を与える’というビジョンを掲げています。世界の技術、サービス、資源を探求し必要な形にビジネスモデルを構築し日本とアジアを結ぶことでビジョンの実現に前進して参ります。
人を愛し人材を育成する。
人材を育成するためには、人に関心を持ち情熱と愛を注ぐ必要があります。時間をかけても厳しくても人材を育てます。そしてお客様に信頼される会社を目指します。
家庭と仕事を愛する。
仕事に責任を持ちプロフェッショナルなサービスを提供し、お客様の成功のために働くことにプライドを感じます。仕事を愛することだけでなく個人を支えてくれる家庭を大切にします。どちらかに偏るのではなく人として基本的なことを実践します。
社会と人の為に生きる。
自分一人で生きている人はいません。私たちは人だけでなく自然にも支えられています。自分のためだけに生きることよりも社会や人の為に生きるほうが会社の発展につながると考えます。チームとしてお互いを尊重し協力しながらより大きな貢献を目指します。