韓国に4年ほど駐在したことがあります。海外に現地法人を設立し経営することの難しさを学ぶと同時に、どれほど刺激的でやりがいのあることなのか実際に経験しました。韓国は両親や祖父母、そして目上の人をとても大切にします。その一例をご紹介いたします。
ある日のこと、日本から韓国に出張に来た日本の社員と韓国の社員で一緒に食事をしました。日本の社員も韓国の社員も私が責任を持っている部署の所属でした。チームの連帯感を高めるために、食事を終えてからカラオケに行ったのです。その場は大いに盛り上がり、その勢いで何故かおしぼりを投げ合うようになりました。その時です。日本の社員が私のいるほうへ軽くおしぼりを投げたのですが、それが運悪く私に当たったのです。するとそれを見ていた韓国の社員が日本の社員にものすごい剣幕で怒り出したのです。その社員の怒りを鎮めるのが大変でした。多少の無礼講は許されると思っていましたが、このようなことは決して許されないのだということを身をもって体験したのです。
（画像: 韓国ソウル市）
